
2026年8月29日から30日にかけて放送された『24時間テレビ49』のチャリティーマラソンで、ゴール直前にプラカードを持った人物がカメラの前に飛び出す一幕があった。この“乱入”騒動は放送直後からSNSで拡散され、犯人が「迷惑系YouTuber」であることが判明したことでさらに注目を集めている。
いったいこの人物は何者なのか、なぜマラソンの現場に現れたのか、気になっている方も多いのではないだろうか。チャンネル登録者数が数百人規模の無名の配信者が、なぜ全国放送のチャリティー番組に割り込むという行動に出たのか、その背景には本人なりの主張と、配信者としての行き詰まりがあったようだ。
2026年9月1日時点で分かっている情報をもとに、乱入の経緯やこの人物のプロフィール、過去の問題行動、そして本人の釈明や今後の見通しまで、時系列で整理していく。
この記事でわかること
- 24時間テレビのマラソン中に何が起きたか
- 乱入した迷惑系YouTuberのプロフィールと正体
- プラカードの主張と寄付金着服問題の実際の内容
- 過去にも繰り返していた迷惑行為の履歴
- 本人の釈明とネットの反応

24時間テレビのマラソンで何が起きたのか

- 放送日:2026年8月29日〜30日(日本テレビ系『24時間テレビ49 愛は地球を救う』)
- チャリティーランナー:女優の星野真里(45)
- コース:総距離80キロ、ゴールは東京・両国国技館
- 乱入発生地点:ゴールまで残り約1キロ地点
星野は国が指定する難病「先天性ミオパチー」を患う11歳の長女・ふうかさんへの思いを胸に80キロを完走し、ゴールでは涙の抱擁を交わす感動的な場面で番組が締めくくられる予定だった。ところがゴール目前、水色のチャリティーTシャツを着た人物が数名のサポートランナーに囲まれて走る星野の前に突然飛び出し、プラカードを掲げて大声を上げる事態が発生した。
| 時刻の目安 | できごと |
|---|---|
| ゴール1キロ手前 | 水色Tシャツの人物がカメラ前に乱入、プラカードを掲示 |
| 直後 | スタッフが取り押さえ、現場から連れ出す |
| その後 | 星野は動じず走行を継続、周囲のスタッフが完全ガード態勢でゴールへ |
| 番組終了時点 | 目的別募金「『できた!』を増やす子ども募金」の総額は3億8054万円 |
プラカードには番組の寄付金着服問題に関する内容が記されており、当該人物は「触るな、お前ら」などと声を荒らげながらスタッフに連れ出された。星野本人はこの乱入を気にする素振りを見せず、無事に完走している。

正体は「アダチー」――プロフィールと登録者数

今回乱入した人物は、SNSや複数の芸能メディアの報道により、ニコニコ動画やYouTubeで活動する配信者「アダチー」であることが判明している。本名や生年月日など詳細なプロフィールは現時点で公式に発表されておらず、活動名での情報のみが確認できる状態だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 活動名 | アダチー |
| 本名 | 非公開(現時点で公式な発表はありません) |
| YouTubeチャンネル登録者数 | 400人台(2026年8月31日時点の報道による) |
| 活動内容 | いわゆる「迷惑系」配信者として、著名人や大手企業への突撃・抗議行動を動画化 |
| 過去の再生回数 | 通常の投稿は数百回程度にとどまっていた |
週刊女性PRIMEの2026年8月31日付の記事によると、アダチーは自身の活動について、視聴者が増えず配信者として行き詰まりを感じていたことを吐露している。今回の乱入騒動を収めた動画は、本人の投稿史上初めて再生回数1万回を超えたと報じられており、登録者数わずか400人台の無名配信者にとって、今回の行動が結果的に最大の“実績”になってしまった格好だ。

プラカードの主張と寄付金着服問題の実際の内容

アダチーが掲げたプラカードには「寄付金など1000万円以上着服」という文言が記されていた。これは実際に起きた出来事を背景にした主張ではあるが、事実関係には整理が必要な部分がある。
| プラカードでの訴え | 実際に確認されている事実 |
|---|---|
| 24時間テレビが寄付金1000万円以上を着服 | 着服したのは日本テレビ本体ではなく、系列局「日本海テレビジョン放送」の元経営戦略局長個人 |
| 着服総額1000万円超 | 2023年11月公表分で総額約1118万2575円(同社資金と寄付金の合計) |
| 24時間テレビ関連の着服額 | このうち24時間テレビの寄付金分は約264万6020円 |
| 番組・日本テレビ本体の刑事責任 | 番組運営元や日本テレビ本体が横領で有罪判決を受けた事実は確認されていません |
つまりアダチーの訴えは、実際に2023年に発覚した着服事件を根拠にしてはいるものの、「番組そのものが1000万円超を着服した」という表現には事実と異なる点が含まれている。この点は複数のメディアからも指摘されており、抗議の動機自体に一定の実在する問題意識があった一方で、伝え方には誇張が見られたと言えそうだ。

実は2回目――過去にも繰り返していた迷惑行為
![[削除される前に]ニコニコ超会議でひろゆき氏に舞台袖からTシャツを投げつけたkickの迷惑配信者アダチーの真実 - YouTube](https://i.ytimg.com/vi/2p2kBDiBBXA/maxresdefault.jpg)
今回の乱入は、アダチーにとって初めての問題行動ではない。過去にも同様のトラブルを起こしていたことが、複数の報道やSNS上の情報から確認できる。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2025年 | 前年の24時間テレビのマラソン現場で、当時ランナーを務めた『SUPER EIGHT』横山裕を追いかけ、ギャラの高さを揶揄するようなヤジを飛ばし続けた |
| 2026年4月 | ニコニコ超会議の会場でひろゆき氏に衣類を投げつけるトラブルを起こし、警察の事情聴取を受けたと報じられた |
| 2026年8月 | 24時間テレビ49のマラソンに乱入、プラカードを掲げて騒動を起こす |
2025年の横山裕への迷惑行為の際は本人への接触こそかなわず、動画の再生回数も5000回程度にとどまっていたとされる。今回の乱入劇は、その“雪辱”とも言えるタイミングでの行動であり、結果的に自身の動画で過去最高の反響を得ることになった。こうした経緯を踏まえると、社会的な問題提起というより、再生回数の伸び悩みを打開する手段として炎上を選んだ側面が強かったのではないかと考えられる。

本人の釈明「迷惑系に限界」――条件付きの“引退”表明

- 乱入翌日の8月31日、アダチーは自身の動画で今回の行為が自分によるものだと認めた
- 配信者として視聴者が増えず、行き詰まりを感じていたことを明かした
- 「迷惑系」としての活動から手を引く意向を示した
- ただし、30日以内に登録者数が増えなければ活動を再開するという条件付きの表明だった
この“引退宣言”は無条件のものではなく、あくまで再生回数や登録者数が伸びなければ元の活動に戻るという内容だった点に注意が必要だ。また、乱入前にはX上で「孤独だから有名になりたい」といった趣旨の投稿をしていたことも報じられており、承認欲求を満たす手段として過激な行動に頼っていた実態がうかがえる。

ネットの反応は賛否両論

| 立場 | 主な意見 |
|---|---|
| 批判的な意見 | ランナーや周辺の安全を脅かす危険な行為、生放送を利用した売名行為に過ぎないという指摘 |
| 番組側への疑問 | 公道を使うマラソン中継の警備体制が不十分ではないかという声 |
| 一部の擁護・肯定的な反応 | 寄付金着服問題そのものへの関心を呼び起こしたという評価や、生放送ならではの出来事として面白がる声 |
着服問題自体は2023年に発覚して以降、24時間テレビの募金の在り方に疑問を投げかける材料としてたびたび話題になってきた経緯があり、今回の乱入をきっかけに改めてその点に注目が集まった面もある。一方で、伝え方の正確性を欠いた抗議行動や、ランナーの安全を脅かしかねない突発的な乱入という手法そのものへの批判は根強い。

よくある質問

アダチーの本名や年齢はわかっていますか?
2026年9月1日時点で、本名や年齢について公式な発表や信頼できる報道は確認されていません。活動名「アダチー」としての情報のみが明らかになっています。
アダチーは逮捕されたのですか?
マラソンへの乱入に関して、逮捕されたという報道は現時点で確認できていません。今後の状況次第で動きがある可能性はあるものの、現時点で公式な発表はありません。
24時間テレビの寄付金着服問題とはどんな事件ですか?
2023年11月、日本テレビ系列局「日本海テレビジョン放送」が、元経営戦略局長による総額約1118万円の着服を公表した事件です。このうち約264万円が24時間テレビへの寄付金から着服されたものとされています。
アダチーのYouTubeチャンネルは今も見られますか?
2026年9月1日時点でチャンネル自体は存在が確認されていますが、本人が今後「迷惑系」活動から手を引く意向を示していることから、投稿内容や更新頻度は変化していく可能性があります。
まとめ

24時間テレビ49のマラソンに乱入した人物の正体や動機について、ここまでの内容を整理する。
- 2026年8月30日放送のマラソン中、ゴール直前に「アダチー」を名乗る迷惑系配信者が乱入した
- 登録者数は400人台と小規模で、これまでの動画再生回数も数百回程度にとどまっていた
- プラカードでは寄付金着服問題を訴えたが、着服の主体は日本テレビ本体ではなく系列局の元社員個人であり、金額の表現にも誇張が見られた
- 2025年のマラソンや2026年4月のひろゆき氏へのトラブルなど、過去にも同様の迷惑行為を繰り返していた
- 本人は乱入翌日に「迷惑系」からの引退を示唆したが、登録者数が増えなければ活動再開もあり得る条件付きの表明だった
- ネット上では番組の警備体制への疑問や、着服問題への関心の高まりなど、賛否双方の反応が見られる
本名などプロフィールの詳細が非公開のままである一方、行動の背景には配信者としての伸び悩みと承認欲求があったことがうかがえる。今後、登録者数の推移や本人の活動方針がどう変化していくのか、引き続き注目が集まりそうだ。

