
2025年5月6日、嵐がファンクラブサイトで突然の発表を行った。2026年春のコンサートツアーをもってグループとしての活動を終了すること、そしてファンクラブも同年5月末で終了することを、5人が揃って公式に伝えたのだ。
「解散ではないのか」「なぜ今このタイミングなのか」——発表直後からSNSにはこうした疑問が溢れた。この記事では、2019年の活動休止発表まで遡り、嵐が活動終了に至った経緯・理由・背景を、確認できる情報をもとに整理する。
- 活動終了の発端は、2017年に大野智がメンバーに伝えた「自由に生きたい」という意思
- 2020年末に活動休止→4年半後の2025年5月、活動終了を正式発表
- 5人全員が「嵐は5人でなければ嵐ではない」という信念を持ち続けた
- コロナ禍で叶わなかった「直接ファンに感謝を伝える」ことが活動再開の動機
- 「解散」ではなく「活動終了」という言葉を5人が選んだことに大きな意味がある
- ラストツアー「We are ARASHI」は2026年3月から5月にかけて開催予定
嵐の活動終了とは何か——「解散」との違いを整理する

- 嵐は今回の発表で「解散」という言葉を使わず、「活動終了」と表現した
- 「解散」は文字通りグループを解いて散ることを意味するが、嵐は5人の関係そのものを否定しない立場をとっている
- 芸能コメンテーターや専門家からも「活動終了という言葉を選んだのは嵐らしい誠実さだ」との評価が相次いだ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年5月6日 |
| 発表方法 | ファンクラブサイト「FAMILY CLUB」内の動画 + 公式SNS |
| 活動終了時期 | 2026年5月31日(ラストツアー千秋楽) |
| ラストツアー名 | ARASHI LIVE TOUR 2026「We are ARASHI」 |
| ファンクラブ終了 | 2026年5月末 |
| 大野智の事務所 | 活動終了と同時にSTARTO ENTERTAINMENTを退所 |
スポーツ紙各紙は翌朝「解散」と報じたが、嵐本人たちが選んだ言葉は「活動終了」だった。活動は区切りを迎えるが、「5人が嵐である」という事実は変わらないという意思表示とも受け取れる。
活動終了の根本的な理由——2017年、大野智の「意思表明」から始まった
- 発端は2017年6月、リーダーの大野智が他の4人に「自由に活動してみたい」と伝えたこと
- 大野は「2020年という区切りで一度嵐をたたみ、5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか」と提案
- その後、メンバー個々との面談・5人での話し合い・事務所を交えた協議を何度も重ねた
- 2018年6月に活動休止の方針が決定し、2019年1月27日に公式発表へ
2019年の会見で大野は「2021年以降に具体的に何がしたいかは決まっていないが、この世界を一度離れて、見たことのない景色が見てみたい」と語っている。芸能活動を中断してでも、自分らしい時間を取り戻したいという意思は当初から一貫していた。
他の4人の反応もそれぞれ異なっていた。二宮和也は「反対というか、続けられませんか?とリーダーに伝えた」と振り返り、相葉雅紀は「最初ひっくり返りましたね」と衝撃を隠さなかった。一方で松本潤は「驚きはしなかった」とも述べており、長年一緒に活動してきた5人ならではの複雑な心境がにじんでいた。
なぜ「休止」から「活動終了」になったのか——4年半で何が変わったか

- 休止中も嵐の5人は約1年半にわたって「もう一度活動する可能性」を話し合い続けた
- しかし5人それぞれの環境・価値観・キャリアが変化し、グループとしての再始動の道を見出すことは容易ではなかった
- 最終的に「5人で集まりコンサートを行い、ファンへの感謝を直接伝えることをもって活動終了とする」という結論に至った
- 「活動を再開したその先に、また再び休止に入るということは考えられなかった」とメンバーが公式コメントで明言
| 要因 | 内容 | 確認状況 |
|---|---|---|
| 大野智の意向 | 活動終了後も芸能活動のビジョンを持たず、STARTO退所を選択 | 公式発表で確認済み |
| コロナの影響 | 2020年のラスト公演が無観客配信となり、ファンへの直接の挨拶が叶わなかった | 公式声明で確認済み |
| 各メンバーの変化 | 二宮・松本が独立、全員が40代を迎え個々のキャリアが確立された | 報道・公式情報で確認済み |
| 環境の変化 | 旧ジャニーズ事務所消滅→STARTO設立、株式会社嵐設立など周囲の状況が大きく変化 | 公式情報で確認済み |
| 再開困難 | 5人が同じタイミングで長期的に活動を合わせることが現実的に難しくなった | 公式コメントより読み取れる |
文春オンラインの報道によれば、大野が長い休止期間中も芸能活動に戻る意欲をなかなか示さなかったことが、グループ再始動を難しくしていた最大の要因だったとされている。ただしこれはメディアの報道であり、大野本人が直接語った発言ではない点は留意が必要だ。
各メンバーの言葉——公式発表・会見・コメントから読み取れること

- 5人全員が「嵐は5人でなければ嵐ではない」という考えを一貫して持ち続けた
- 発表では全員が揃って動画に登場。大野が核心部分を語り、他のメンバーも思いを言葉にした
- 2025年11月の生配信で大野は「このままでは終われないということも思い、今回4年半ぶりにみんなとも話し合って、今ここに立ってます」と発言している
| メンバー | 印象的な発言 | 時期 |
|---|---|---|
| 大野智 | 「時間をかけて何度も話し合いを重ね、みんなで出した結論は……5人での活動を終了するということでした」 | 2025年5月・公式動画 |
| 大野智 | 「このままでは終われないということも思い、今回4年半ぶりにみんなとも話し合って、今ここに立ってます」 | 2025年11月・生配信 |
| 大野智 | 「嵐活動終了後は、自分らしくマイペースに出来る事をやっていけたらと思っています」 | 2026年・STARTO社公式サイト |
| 松本潤 | 「グループ活動というのはメンバーの強い意思があって初めて続けられるものだとずっと思ってきた」 | 2019年・活動休止会見 |
| 二宮和也 | 「4人でも6人でも嵐じゃない。5人でなきゃ嵐じゃないだろうと」 | 2019年・活動休止会見 |
| 相葉雅紀 | 「このメンバーじゃなかったら20年できなかったね」 | 2019年・活動休止会見 |
| 櫻井翔 | 「全員が納得する着地点を探さないといけない。それは僕の役割だろうなと」 | 2019年・活動休止会見 |
嵐 活動終了・休止の全経緯——時系列まとめ

| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 1999年11月 | シングル「A・RA・SHI」でCDデビュー |
| 2017年6月 | 大野智が他のメンバーに「活動を終えたい」という意向を表明 |
| 2018年2月 | 事務所に報告 |
| 2018年6月 | 活動休止の方針を決断 |
| 2019年1月27日 | 公式サイトおよび会見で「2020年12月31日をもって活動休止」を発表 |
| 2020年12月31日 | 配信ライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」をもって活動休止(無観客) |
| 2020年〜 | 大野は芸能活動も休止。他4人は個々で活動継続 |
| 2024年 | メンバー5人で「株式会社嵐」を設立 |
| 2023年秋頃〜 | 5人が折を見て集まり、再始動の可能性について話し合いを開始 |
| 2025年5月6日 | ファンクラブ・公式SNSで「2026年春ツアーをもって活動終了」を発表 |
| 2025年11月 | 4年半ぶりのファンクラブ限定生配信「生配信だヨ嵐会 2025」を実施 |
| 2026年3月13日 | ラストツアー「We are ARASHI」開幕(札幌ドームから) |
| 2026年5月31日 | 東京ドーム公演をもってグループとしての活動終了・ファンクラブ終了 |
「解散」ではなく「活動終了」——5人のこだわりが詰まった言葉の選択

- スポーツ紙は翌朝「解散」と報じたが、嵐本人たちは一度も「解散」という言葉を使わなかった
- 「活動は終了するが、5人はこれからも嵐である」という誇りを持ち続けるという意思が込められているとみられている
- SNSでは「終わり方までさすが嵐だ」「解散じゃなくて活動終了って言葉を使うの嵐すぎる」などの声が多数上がった
ファンや専門家の間でも評価されているのは、「あいまいにフェイドアウトする」道を選ばなかったことだ。活動休止中もファンクラブを存続させ、最後のツアーで直接感謝を伝えてから幕を下ろすという姿勢は、「ファンへの誠実さ」として受け取られている。
また、活動休止の発表(2019年1月)から活動終了まで、実に7年以上の時間をかけてファンへの丁寧な対応を続けてきたことも、嵐が国民的アイドルとして異例の評価を保ち続けてきた理由のひとつとも言えるだろう。
活動休止・終了に対するファンの反応

- 活動終了発表時、SNSでは「#嵐」「嵐活動終了」がトレンド入り
- 「寂しいけど、終わり方までさすが嵐」「誠実だな、嵐」という声が多数
- 「コロナで叶わなかったコンサートを最後に実現してくれてありがとう」という感謝の声も
- 一方で「活動休止の4年半で待ち疲れてファンクラブを退会してしまった」という声も見られた
- ラストツアーのチケット争奪については「日本一入手困難なチケット」という評価があるほど競争が激しく、北海道では大学入試と日程が重なり注意喚起が行われた
まとめ——嵐の活動終了を理解するための5つのポイント

- 発端は2017年、大野智の意思表明|「自由に生きたい」という思いが全ての始まり
- 「5人でなければ嵐ではない」が全員の信念|誰か1人の欠けた嵐は存在しないという考えを5人全員が一貫して持ち続けた
- コロナが「未解決の宿題」を残した|無観客での休止は、ファンへの直接の挨拶という課題を積み残した
- 4年半の変化が再始動を難しくした|各メンバーの環境変化・大野の意向・周囲の状況変化が重なった
- 「解散」ではなく「活動終了」という言葉に5人の誠実さが宿っている|終わりを迎える最後まで、ファンへの配慮を言葉に込めた
嵐の活動終了は、突然起きた出来事ではなく、2017年から約9年をかけて5人が積み重ねてきた対話と決断の結果だ。「解散」という言葉を使わず、最後のツアーでファンと直接向き合ってから幕を閉じるという選択は、嵐というグループの在り方をそのまま体現していると言えるだろう。

